当社事業の位置づけと特色

当社は多彩な事業を、東急線沿線を中心としたエリアで展開する、地域コングロマリット企業です。

交通事業、不動産事業を基盤としながら、相対的に投下資本が少なく、高いリターンが期待できる、生活サービス事業、ホテル・リゾート事業を組み合わせて、エリア価値の向上と、利益拡大を図ります。

ビジネスモデル ー 長期循環型ビジネスモデル

当社の成長は街の成長とともにあり、エリア価値の向上が企業価値の向上につながります。

エリア成長と事業間シナジーにより持続的な企業価値向上を実現するのが長期循環型ビジネスモデルです。3つのサイクルのシナジーを最大化し、コングロマリットプレミアムを実現します。

地域コングロマリットに基づくまちづくり

当社ビジネスの根幹は交通と開発が一体となったTOD(公共交通指向型都市開発)です。網の目のように張り巡らせた交通ネットワークの安全・安心と利便性を追求し、そのエリアを不動産開発することで、魅力的なまちをつくります。

当社は、不動産開発をフックとしてエリアへ人口を吸引し、他事業にも波及させることで、追加的なリターンを獲得しています。エリアへの追加的な投資(循環再投資)を継続的に行うことで、エリア価値を向上させ、複層的に収益を上げるのが「地域コングロマリット経営」です。

(例)「渋谷スクランブルスクエア」開業による効果イメージ

上の例のように、渋谷スクランブルスクエアが開業すると、オフィスの就労者や訪問者をはじめ、屋上展望デッキを訪れるインバウンド観光客など、渋谷エリアの関係人口が大きく増加します。そして、当社が周辺で展開している商業施設やホテル、サービスなどの利用増につながっていきます。(下図参照) また、新規物件の開業は、オフィス入居企業の従業員の東急線沿線移住も期待でき、沿線における当社の鉄道やバス、スーパー等の利用へと広がっていきます。

【渋谷エリアにおける展開サービス】

再開発の推進と地域コングロマリットによる渋谷の就労人口の拡大

渋谷における就労人口・来街者は、2000年から当社が継続して開発・供給しているオフィスの増加により、着実に増加してきました。今後も、積極的に事業を推進し、さらなる関係人口増加、相乗効果の創出、そしてエリアの持続的な成長を目指していきます。